宮城分校

海上保安庁では、ヘリコプターや飛行機の操縦を行うパイロットと航空機の整備を行う整備士等を養成する教育機関「海上保安学校宮城分校」を設立しています。
「海上保安学校宮城分校」は、航空会社や自衛隊等が自社等の航空機を運航する操縦士や航空機の整備をする整備士を自前で養成することと同様な、いわゆる自社養成機関です。この養成機関で教育を受けパイロットや整備士の資格を得るためには、まず海上保安庁の職員として採用されなければなりません。 あなたもパイロットのライセンスや整備士の免許を取得して、日本の海の仕事をしてみませんか。
空と海に興味のある皆さんの果敢なチャレンジを待っています。

 

宮城分校について

海上保安学校宮城分校は、海上保安庁の航空機職員の効率的な育成を目的とした研修機関であり、海上保安学校(京都府舞鶴市)の分校として、昭和63年10月に設立されました。
海上保安庁の航空機職員は飛行科、整備科、通信科の3科に分かれ、それぞれの業務に必要な国家資格の取得及び技術の習得が必要とされます。
宮城分校には、これらの国家資格取得のための課程をはじめ、航空従事者としての基本的技術を習得する課程、また、海上保安学校航空課程卒業者の訓練及び資格取得の課程など、航空業務に関する多種多様な課程が設けられております。

〒989-2421
宮城県岩沼市下野郷字北長沼4
電話:0223-24-2338 (代表)

沿革

昭和63年10月 宮城分校開設
当初は仙台基地格納庫にプレハブ校舎を増築してスタート
平成8年10月 操縦士の資格(事業用操縦士(回)陸上単発タービン)に係る指定航空従事者養成施設[操縦課程]の認定を受ける
平成9年12月 校舎、研修生寮完成
平成15年3月 ベル206Bの模擬飛行訓練装置 (航空シミュレーター)が配備される
平成19年2月 航空整備士資格(1等、2等航空整備士の基本技術)に係る指定航空従事者養成施設[整備課程]の認定を受ける
平成23年3月 東日本大震災により施設が被災。
当時、飛行訓練中であったベル206Bにより救助作業に従事。
平成24年7月 震災復旧工事終了、校舎・研修生寮完全復旧
平成30年3月 訓練機として使用していたベル206Bからベル505へ機種変更
令和2年4月1日 宮城分校の下部組織として、北九州空港内に固定翼航空要員の養成を目的とした海上保安学校宮城分校北九州航空研修センターが発足したが、新型コロナウイルスにより福岡県に非常事態宣言が出される等の厳しい船出となった。

アクセス

公共交通機関を利用する場合

●JR仙台空港駅下車の場合
●JR館腰駅下車の場合
・タクシーをご利用下さい。(いずれの駅からも約10分・1000円程度)

主要交通機関の時刻表や案内は以下のリンクをご参考ください。

JR館腰駅の時刻表はこちらから

仙台空港アクセス鉄道の時刻表はこちらから

JR東日本駅時刻検索

 

車両にて来校する場合

次の案内図及び交差点ガイドをご利用ください。

海上保安学校宮城分校周辺の詳細図についてはこちらを参考にして下さい。
(リンク先:マップファン)

回転翼操縦士

回転翼操縦士

回転翼操縦士として研修を受けるためには、海上保安大学校学生採用試験、海上保安学校採用試験を受験、合格して、海上保安庁に採用される必要があります。 海上保安大学校または海上保安学校へ入学後は毎月の給与及び期末手当、勤勉手当(いわゆるボーナス)等が支給されます。

海上保安大学校へ入学した者は在学中に本人の希望と適性により航空要員に選抜されると、 固定翼(飛行機)要員として防衛省にて約2年間の研修を受けます。 海上保安学校航空課程卒業者は、本人の希望と適性により回転翼(ヘリコプター)要員と 固定翼(飛行機)要員に分かれて航空機の操縦に関する知識、技能を習得するため一定期間の研修を受けます。このうち固定翼要員の研修は北九州センターにて教育を受けることとなります。

 

宮城分校では回転翼操縦士の育成のための教育を行っており、卒業後は国家資格である事業用操縦士(陸上単発タービン)の資格を取得できます。その後各航空基地へ配属され、海上保安業務に携わります。

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