共通科目

 海上保安官は、 厳しい海上環境の中で、警備救難業務をはじめとする海上保安業務等を実施するためには、強い精神力と強靭な体力、臨機応変な行動能力が必要です。したがって、入校後は体育、訓練の課業とクラブ活動を通じて体力練成を行います。

体育・基本動作・水泳

海上保安官としての職責と規律を自覚させ、職員としての素養を育成します。

また、体力検定、水泳検定が行われ各級位を取得することを目指します。

基本動作
基本動作
水泳
水泳

主な内容

保健体育
運動能力の向上を図るため、柔軟性及び体幹トレーニングを実践しながら、筋力、持久力を高めてゆきます。
基本動作
海上保安庁職員として、行動の規律を確立することを学び、職員として品位の向上・規律の厳正を学びます。
水泳
慣海性を養い、秩序ある編隊泳法による遠泳等を実施することにより気力、体力、責任感及び団結力を育成します。

訓練

警備救難業務に従事する海上保安官として必要な技能訓練により心身を練成し、不撓不屈の精神と品性を陶冶します。

また、行軍訓練、遠泳訓練、早朝訓練等の訓練行事があります。

行軍訓練
行軍訓練
遠泳訓練
遠泳訓練
制圧訓練
制圧訓練
端艇訓練
端艇訓練

主な内容

水上安全法
海上保安官として、必要な救急処置法、水上安全法等の基礎知識及び技能を体得します。
武道
柔道又は剣道の基礎技能を体得し、併せて精神修養、気力、体力等を育成します。
制圧
犯人の制圧逮捕及び受傷事故防止に必要な基本技能を習熟します。
端艇
9m型カッター(端艇)により、とう漕技術を体得し、慣海性と協調性を養います。
武器
初心者研修においてけん銃等の関係法規、使用における取り扱い及び射撃法等を学びます。また巡視船に搭載されている武器の基礎を学びます。

小型船舶操縦

海上保安業務に必要な小型船舶の運航についての知識及び技能を学び、一級小型船舶操縦士の免許を取得します。

巡視船「わかさ」と併走する小型船舶「高速警備救難艇」と「複合艇」

学科

小型船舶の船長としての心得や船舶に関する基礎知識、運航に必要な諸知識を習得します。

小型船舶の船長の心得および遵守事項
船長の役割・責任、シーマンシップ、事故等の対応など
水上の交通ルール
海上衝突予防法、港則法、海上交通安全法など
船舶運航
航海計画、気象海象、機関の保守整備、チャートワーク(海図作業)など
機関の保守整備授業
機関の保守整備授業
チャートワークの授業
チャートワークの授業

実技

小型船舶の安全点検やロープワーク・方位測定、実習艇に乗艇して基本・応用の各操船技術を習得します。

小型船舶の取り扱い
発航前の点検、結索、方位測定
基本操船
安全確認、発進・直進・後進、蛇行
応用操船
人命救助、避航操船、離岸着岸
発航前の点検(船体・機関・法定備品など)
発航前の点検(船体・機関・法定備品など)
発航前の点検(船体・機関・法定備品など)
発航前の点検(船体・機関・法定備品など)
発航前の点検(機関)
発航前の点検(機関)
方位測定
方位測定
操船(基本・応用操船)
操船(基本・応用操船)
操船(基本・応用操船)
操船(基本・応用操船)

警備救難

海上保安官として必要な基本法令(刑法、刑事訴訟法、海事関係法令など)の修得とともに、犯罪捜査や犯罪鑑識(指紋、写真、科学など)の実習を行います。また、海難救助に必要な知識の修得とともに、救難(空気呼吸器、近距離もやい銃の取扱いなど)や防災(消火)の実習を行います。

救難(空気呼吸器)の実習
救難(空気呼吸器)の実習
救難(近距離もやい銃)の実習
救難(近距離もやい銃)の実習
防災(消火)の実習
防災(消火)の実習
犯罪鑑識(指紋採取)の実習
犯罪鑑識(指紋採取)の実習

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